ニュースから考える施術の価値

最近あったニュースで我々にも関係する内容だなーと思えるものがあったので掲載しておきます。

保育士の給料が上がらない理由

ニュースの引用です。

ホリエモンこと堀江貴文さんの発言が波紋を呼んでいる。
朝日新聞が10月12日に掲載した「『なんで保育士の給料は低いと思う?』低賃金で負の循環」との記事に同日、「誰でも出来るから」とコメントしたことが発端だ。
堀江氏は、保育士の給料が上がらない理由について事実を述べただけと解説しているが、ネットでは、これを含む一連の発言に対し、賛否が分かれている。

現役保育士は賛同「『子どもと遊ぶだけ』の印象を変える努力が必要」 マクロミルが今年4月に発表した調査では、会社員・公務員として働く70人の保育士の平均月収は19万1176円だという。年収は約230万円の計算だ。たしかに低い。

替えが効かない仕事は世の中そんなに多くないが、特定の職種を挙げて「誰にでも出来る」と評価するのは、その職種や就業中の人を貶そうとして使われることがある。そのため、今回の堀江氏の発言を「保育士を馬鹿にしている」と受け止めた人も多かった。 「そんなに言うなら一か月保育士をやってみて」「国家資格が必要だから誰にでも出来るわけじゃない」といったコメントは多々寄せられたが、堀江氏はこうしたコメントを「論点がずれている」「感情論の極みだな」と一蹴する。

また、自身の「誰にでも出来る」発言について後に、リプライに返信する形で補足している。職場環境については「当たり前のこれまでをなんら改善しようとしないからダメなんだよ。例えば壁の装飾とか本当に必要?とかね。IT化も遅れてるしな」と、効率化が進んでいないことを指摘。発言の真意についても、 「誰でも(やろうとしたら大抵の人は)出来る(大変かもしれない)仕事だから希少性が低く(コンビニバイトなどと同様に)給料が上がらない構造になっている」 と、説明していた。

これには、現役の保育士でSNSでの人気も高い「てぃ先生」が 「私は保育士をしていますがその通りだと思います。資格を持たずとも子育てはできる。一方で、国家資格をとり子どもにあたる保育士がいる。この両者の違いであるはずの『専門性』がオープンでないし、当然世間も認知していない。『子どもと遊ぶだけ』の印象を変える努力が必要」 と賛同するコメントを出していた。

昨年は「介護士は誰でも出来る仕事」発言で物議 ネットでは、「ホリエモンの保育士発言に関する批判、まぁ気持ちは分からなくもないけど、論点違くないかと思う」「言っていることは正しい」と、堀江氏を擁護する人もいるほか、「わざわざ炎上させて保育士の低賃金現状を周知させてくれてるの親切~」と、騒動を皮肉る声も聞かれていた。 堀江氏は昨年8月にも、自身のツイッターで「介護士は誰でも出来る仕事だから単価は残念ながら上がらない」と発言し、物議を醸している。
https://news.careerconnection.jp/?p=41768&page=2 「キャリコネニュース」より出典

このニュースどう思いますか? 「保育士の賃金は・・・」という内容ではなく、我々にも該当すると思いませんか?

分かりやすくまとめると

もっと分かりやすくこのニュースの内容をメンタリストdaigoさんは 「この話は保育士さんの仕事が尊いとかそういう話ではなく市場原理主義の話ですからね。同じ石でも”そこらへんに落ちてる石ころ”と”ダイヤモンド”であればダイヤモンドの方が高値が付きますよね。」 と話していました。

業界でいうと

我々もこの仕事って素晴らしい仕事をしていると思うんですよ! ですが、「供給量が増えてきている」という問題と「供給の質が上手く表現できていない」という問題があるんですよね。

供給量が増えてきている。

これは「施術」というのを大きくとった話です。接骨院・整体院・リラクゼーションサロン・エステなど皆「施術」をします。で、国家資格を取得する人数ももちろん増加していますし、無資格の方でも施術をしています。 「施術」と大きく話をとると、需要に対して供給量だけ増えてきているのだと感じます。

供給の質が上手く表現できていない

先程「施術」の供給量は増えてきている。というお話をしましたが、真剣に勉強している方達は思うはずです。

「素人がやっているマッサージのような行為といっしょにするな」

と。。。 そうです。そうなんです。私もそう思いますし一緒にして欲しくない。

ですが!!!

一般の人は分からない。 例えば大手リラクゼーションサロンは完全未経験でも1カ月研修を行えば施術に入らせます。患者さん・お客さんからすれば「施術者」なんです。一方、しっかり専門の学校に入り勉強して、治療院の先生のもとに付いて勉強して、やっと開業!となっても患者さん・お客さんからすれば「施術者」です。 このお店はリラクゼーションでこのお店は治療院というような線引きはほとんどありません。(もちろん分かっている方もいますが)

そこでここで問題なのは、その「素人の施術」と「専門家の施術」の違いが分からないことです。(受けたらわかる人もいますよ)つまり「供給しているものの質が上手く伝わっていない」ということが問題なんです。

となると、患者さん・お客さんが「肩こったな」と思うと行くところが幅広がります。広告を見た時点では格安マッサージも本格的な施術も変わりません。となると、上手く供給の質を伝えることができていないと格安マッサージに値段が引っ張られ価格が下げられてしまっているんです。 元々は施術としては、価値のあるものだったとしても。供給量の増加により石ころのような価値になってきてしまっているんです。(極端な例えですが)

終わりに

今後の業界を予想 でもお話していきましたが、このような状態をふまえ経営をしていくことが大事です。 と考えるニュースでした。

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